足袋の原型は襪(しとうず)からといわれています。文武天皇の大宝の制に、礼服には錦の襪、朝服には白を着用とありますが、階級によって綾絹、練絹、麻などがありました。今でも正倉院にのこされてあるそうで、色も赤、白、模様入りもあったようです。この襪というのは今の靴下のような物ですが、足首で紐を結んだ物です。
この襪を履いていた公家に対して武家から生まれたのが単皮(たんび)です。『タンビ』がのちに『タビ(足袋)』になったと言われています。これは、皮製でまだ指の股はありませんでした。指先が割れるようになったのは、室町時代に入ってからです。
文禄(1592?1596)の頃の単衣は男性は小桜模様、女性は紫色のものが履かれています。木綿の足袋は寛永20年(1643)頃に作られていますが、明暦の大火(1657)で皮革が暴落し単皮が足袋に変わったのです。木綿の足袋には、白の無地の他、染め分け足袋、うね刺し足袋という、絹糸で刺したたびもあります。
足袋のサイズを何文と言っていましたがこれは江戸時代の一文銭の直径を単位とした物で1文が約2.44cmになります。(23.5cmで九文八分、28cmで十二文)
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